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耐震クリップ

新たな研究成果に基づく耐震天井

・耐震クリップ工法は施工性の良いローコストな耐震天井。
・新たな研究成果により開発された耐震天井工法です。

耐震クリップ構成図

耐震クリップ製品図

・耐震クリップＳ

入数：400個入/箱
販売単位：1個から

・耐震クリップＷ

入数：200個入/箱
販売単位：1個から

耐震クリップ工法とは

「耐震クリップ工法」とは在来工法での天井の脱落防止対策として、野縁と野縁受けを繋ぐ接合部を補強する工法です。振動台による検証を行い、従来からの在来工法天井に比べて約2倍の揺れに対しても持ちこたえ、「耐震クリップ工法」がより優れた耐震性能を有していることを確認しました。「耐震クリップ工法」は、天井の野縁と野縁受けを接合している既存クリップの上から新たに開発した接合部補強クリップをはめ込むのみで耐震性能を補強することができる工法です。

耐震クリップ工法は、振動台実験により在来工法天井と比べて、約２倍の揺れに対して持ちこたえることが実証されています。

地震時の天井脱落の防止対策として、また、施設の継続使用を可能にします。

従来工法天井のクリップの上から耐震クリップを取り付けるだけなので、従来の耐震天井と比べて、遥かにローコスト、かつスピーディーな施工性。

既存クリップの弱点である、チャンネルにかかっている爪の部分のめくり上がりを防止する効果を持ち合わせ、既存クリップそのものの保持力も増幅させます。

チャンネルを既存クリップと共に両側から挟み込むため、チャンネルのねじれ、横座屈等を防ぐ効果も期待できます。

天井ボードを外さないで施工が可能なため、作業中のボード落下や仕上げ面の目違いなど安全や施工ミスを防ぐことができます。

耐震クリップ工法の特徴

◆クリアランス不要

耐震クリップ工法では壁で囲まれた天井について検証し、クリアランスの無い天井の振動台実験を行っています。

◆ブレース不要

耐震クリップ工法ではクリアランスを設けず天井の慣性力を壁面で受けることから、振れ止めとしてのブレースを設ける必要がありません。

耐震クリップ工法の適用条件

耐震クリップ工法は、JIS A 6517に準拠する製品にて組み立てられた在来工法天井に対し、シングル・ダブルクリップ（以下、クリップ）の上から耐震クリップＳ・Ｗを取付ける事により、耐震性を付与する工法となります。段差のある天井には対応しておりません。その他特殊納まりにてご使用される場合はご相談下さい。尚、JIS認定外品・他社製品に対し、耐震クリップでの耐震化を図る際は、使用者側の責任で行ってください。

◆耐震性能

本工法の耐震性能は振動台実験で損傷が見られなかった入力振動の(検討基準重量／天井板重量)の倍となります
検討基準重量よりも重い天井板を取り付ける際には、性能をよくご確認の上ご使用下さい。

◆設置の際の注意

- ・天井が壁で囲まれていること。囲まれていない場合、天井が壁と衝突しないための所作が考えられていること。（ブレースが設けられている場合、検討が必要となります）
- ・耐震クリップＳ・Ｗの取付けはビス留めやボルト締めなどを必要としないワンタッチ施工ですが、施工状況の確認を確実に行ってください。（天井の施工状況により、プライヤー等を使用した嵌合も考えられますが、クリップが破損しないよう、十分注意して行ってください）
- ・クリップは必ず背掛け、腹掛けを交互に設置し、耐震クリップが交互に設置されていることを確認してください。